ポート とは・・・

ポートとはIPアドレスの下にあるもう一つの宛先(補助アドレス)です。
後述の「IPアドレスとは・・・」と重複しますが、例えるならIPアドレスというのはインターネットの世界では住所、ポートというのはその住所に住んでる人といえばお分かりになるでしょうか?
手紙を書くとき○○県○○市○○番地○○○○様と書きます。
番地までなら確かに届きますが果たして誰宛なのかがわかりませんよね?

 パソコンでも同じようにIPだけではパソコンのどのソフト宛にきたのかわかりません。
そこでポートというものがあります。手紙でいうならば○○○○様つまり名前に当たる部分です。
パソコンの中にポートは65536個(0から65535まで)ありポート番号より色々なソフト(アプリケーション)の受付窓口になっております。

例えば「80」はあなたがこのHPを見ておられるように「http」という通信プロトコル(通信の規則)に使われております。
HPをリクエスト(アドレスをいれてページを送ってもらう)、送信要求(HPのリンクをクリックし、このリンクページを開きたいのでこのリンクのアドレスのページをくださいという要求)等のデータのやり取りを80番というポート使ってやり取りされています。

他に例をあげてみると「20」は「FTP(ファイル送信)」 「25」は「SMTP(メールにおけるファイル送信)」 「110」は「POP3(メールにおけるファイル受信)」など・・・
挙げていくとキリがないのですがこういう風に0から1023番までは良く使うポートが設定されておりこの主要ポート(0〜1023番まで)をWELL-KNOWN(ウェルノウン)ポートといいます。

これと反対に通信プロトコル(規定)がきまってなく自由に使えるポート(1024〜65535)があり、このポートをephemeral-port(エフェメラルポート)といいます。

普段はPCが自動で空いているポートを使用してデータのやり取りをしていますが、ルータ機能がついているADSLモデムやケーブルモデムを使用している場合、頻繁につかわれる主要ポート以外は許可なしには使えない仕組み(ファイアウォール機能)になっております。(外部からの攻撃を防ぐため)
このため、「このポートはこのアプリケーションで使いますからこのポートに来たデータは通してください」という指示をADSLモデムにしてあげなければなりません。
そこでポート設定が必要になります。

LAN (Local Area Network) とは・・・

  ローカルエリアネットワーク、略してランと読みます。
  LANとはネットワークの最小単位であり、同一家屋内で繋がれたPCのネットワークの
  ことをいいます。
  例えば、会社のPC、大学内のPCなどがLAN構成で繋がれております。
  LAN内の通信速度は10Mbps〜1GMbpsの伝送速度が一般的です。


WAN (Wide Aria Network) とは・・・

  ワールドエリアネットワーク、略してワンと読みます。
  LANとLANを繋いだものをWANと言い、地理的に離れた地点にあるコンピュータ同士を
  接続し、データをやり取りすることをさします。
  つまりあなたのPCから見て外の世界(HPや友達のPC、家の外にあるネットワーク)を
  指します。WANの中での通信速度は契約内容、基地局からの距離により変化します。

  ではルータ設定時にでてくるWAN側、LAN側とはなにか?

図するとこのような感じなります。
(ルータのアドレスが192.168.0.1でDHCP機能で自動振り分けの場合)

サーバー (プロバイダ)
 ここからインターネットの世界に接続されます。

WAN側
 プロバイダがIPを自動で振り分けます。
 これはつまり外の世界からみえるIP(あなたの住所みたいなもの)になります。

LAN側
 ルータがDHCPという機能をつかって振り分けます。
 PCで固定(設定)した場合はルータ〜PC間は固定IPとなります。

※DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)とは・・・
   各パソコンにIPアドレス等を自動に割り当ててくれる仕組み。
   ブロードバンドルータ等にはこのDHCPサーバー機能が搭載されており
   複雑な設定なしにLANが構築できるようになっている。
   簡単にいうとネットワーク (LAN内接続) の設定を自動化してくれる仕組み。